AKB握手会 柵越し握手混乱なく終了

 5月25日に岩手県での握手会で発生したメンバー襲撃事件の影響で延期されていた、AKB48の握手会が5日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で再開された。警備員はこれまでの7倍にあたる350人に増員され、警視庁の腕章を巻いた私服警官も警備にあたる厳戒態勢。握手会は午後9時半、混乱もなく終了した。

 入場口でファンは、手荷物検査と金属探知機によるボディーチェックを受けた。手のひらを係員に見せ、メンバーそれぞれの背後には警備員が配置された。

 襲撃事件後を受け、大きく変わったのは高さ1メートルのプラスチック製の柵越しにファンと握手する形態となったこと。身を乗り出しての握手は禁じられた。これまではメンバーがいるレーンごとに、パーティションやカーテンなどで完全に仕切られる“密室状態”だったが、仕切りの数は減らされ、警備員やスタッフからメンバー全員が見渡せるスタイルへ変更となった。

 この日の握手会は午前9時開始。当初の開場時間を30分早め午前8時とした。夜までに姉妹グループを含め、メンバー250人が参加。事件で被害に遭った川栄李奈(19)と入山杏奈(18)はケガの静養のため、不参加となった。

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