森公美子 元宝塚スターとのWキャストに「まさか」

 歌手でタレントの森公美子(54)が17日、都内で行われたミュージカル「シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~」の会見に登場し、東日本大震災の被災地となった地元・仙台への恩返しを誓った。

 作品はウーピー・ゴールドバーグ主演で大ヒットした映画「天使にラブ・ソングを…」をミュージカル化したもので、日本では初演となる。森は元宝塚歌劇団の男役トップスター、瀬奈じゅん(39)とのWキャストで主役のクラブ歌手・デロリスを演じるが「瀬奈さんとのWキャストは光栄ですが、オファーが来た時は“まさか”と思いました。今でも信じられない。きょうの会見で本当なんだと実感しました」と正直な感想を漏らした。

 会見にはテレビ撮影の時に着用した修道女の衣装で登場。「プロデューサーからこのサイズに合うの人はいないだろうから、“あげる”って言われたんですよ」と笑わせ、6月1日が初日だけに「この衣装は暖房に弱いんです。夏だからアセモだらけになっちゃうかも」と額を指さした。

 Wキャストとあって舞台上で瀬奈と共演することはないが、この日は劇中歌「Take Me To Heaven」をデュエットした。最初で最後の共演だが、ぴったり息のあった歌に瀬奈が「もう1回歌いたい」とせがむほどだった。

 7月には地元・仙台と岩手での公演が控えている。「何回も被災地に足を運んでいますが、仙台の人から“頑張って”といわれると、本当に“頑張らなくちゃ”という気持ちになる。このコメディーで何か光る物を見つけていただいたら」とコメント。瀬奈も「震災後、東北の方をうかがうのは初めてです。たくさんの力を舞台で出して応援したい」と決意表明した。

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