田嶋陽子、番組途中退席騒動語る

 3日に死去した歌手でタレント、やしきたかじんさん(享年64)の冠番組、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」が12日、放送され、準レギュラーとして出演するフェミニストで元参院議員の田嶋陽子氏が、かつての番組途中退席騒動での秘話を明かした。

 政治評論家の故・三宅久之氏(2012年11月死去)とのバトルが番組名物となっていた田嶋氏。8人のパネラー陣の中で、意見が対立し、1(田嶋氏)対7(田嶋氏以外のパネラー)の構図となることが多かったが、たかじんさんは、常に田嶋氏を気遣い、打ち上げでは「オレ、田嶋先生大好き」と勇気づけてくれていたという。

 田嶋氏は「いつもいじめられている私を、1対7で頑張ってる私を、何とかやめさせまいとして、一生懸命勇気づけてくれてたと思う」と感謝した。

 また、「私が1回、頭にきて、ここ(番組)を退席して、3カ月出なかったことがあるんです」と番組途中で退席し、その後も3カ月間番組をボイコットした騒動を振り返り、「(たかじんさんが)その時『オレ、軽井沢まで(田嶋さんを迎えに)行って連れて帰ってくるよ』」と自ら説得に乗り出そうとしていたエピソードを披露。「いつ(この番組を)やめようか、やめようか、と思ってるんだけど。それは司会(委員会)次第」と笑った。

 委員長だったたかじんさんが亡くなり初めての放送となったこの日、副委員長の肩書きを持つフリーキャスターの辛坊治郎氏と、フリーアナウンサーの山本浩之が司会進行。辛坊氏が「泣かないよ、今日は」と切り出し、今後の番組について「色んな所から、たかじんさんの思いが漏れ伝わってきて。たかじんさんの気持ちを考えると、続けられるところまで、走れるまで走り続けようということになった」と番組タイトルにたかじんさんの名前を残したまま、番組を継続していくことを宣言。途中、辛坊氏が涙を浮かべる場面もあったが、最後まで、いつもの「‐委員会」らしく、明るく、バトル満載の内容だった。

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