さんま、嘉門30周年にノーギャラ出演

嘉門達夫(左)の祝福に駆けつけた明石家さんま=万博記念公演
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 歌手、嘉門達夫(54)が21日、大阪・万博記念公園でデビュー30周年ライブイベント「真夏のカモン!EXPO!歌と笑いと食のワンダーランド」を行い、親交のあるタレントの明石家さんま(58)がお祝いに駆けつけた。さんまは、7000人の観客を前に「ノーギャラで呼びやがって。俺を呼ぶのにほんまはどれぐらいかかると思ってんねん」と手荒く祝福した。

 さんまと嘉門は1970年代、笑福亭一門に入門し、ともに落語家として活動していた。1974年、二代目笑福亭松之助に弟子入りしたさんまは、「嘉門は、破門になって苦労したなぁ。俺は(松之助師匠から)テレビ向きやいうことで、名前を笑福亭から(師匠の本名から)明石家にした」と互いに落語家から転身した経緯を懐かしそうに明かした。

 嘉門に「着物でネタやってましたよね?」と現在とのギャップをふられると、「落語家やから着物は当たり前や」と照れくさそうに話していた。

 また、ブレークのきっかけとなったMBS(毎日放送)の人気番組「ヤングおー!おー!」にさんまを出演させるよう推薦してくれたのが桂文枝(当時は三枝)だったことや、同番組でほかの出演者の失敗も、毎回、さんまが三枝から名指しで怒られていたことなどを明かした。

 この日、さんまはファンキー・モンキー・ベイビーズのジャケット写真にノーギャラ出演した際に、ファンモンが作ってくれたというTシャツ姿で登場。「2、3曲歌いましょうか」という提案は、嘉門に却下されたものの、笑福亭鶴瓶がさんまの笑福亭時代の落語の録音テープを持っており、「何かいらんこと言うたら、あれ出すぞ」と脅されていることなど、爆笑エピソードを次々披露。会場を沸かせていた。

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