久本雅美 ワハハ最終公演にしんみり
タレントの久本雅美が30日、都内で、所属するワハハ本舗の最終公演「ラスト」(4月6~14日=東京・赤坂ACTシアター)の制作発表に登場した。
創立30周年を迎えたワハハが毎年恒例としてきた、全体公演の最終作。エンターテインメント集団として、ひとつのピリオドを打つことになり、「しばらくは個々の活動が中心になりますね。ラストでございますので、ぜひ遊びに来て下さい。(復活させても)何年後かはヨボヨボになってしまってるので」としみじみ語った。
また、ワハハ所属の映画監督、ヤン・ヨンヒ氏が「かぞくのくに」で「第55回ブルーリボン賞」作品賞に輝いたことに、久本は「売れない芸人ばかりじゃなく、ワハハにもこんな天才がいるんですよ。星ですよね」と祝福の言葉を贈っていた。
【ワハハ本舗30年の歩み】
1983年、東京ヴォードヴィルショーの若手公演を喰始が演出したことをきっかけに、同6月に東京ヴォードヴィルショーの若手として活躍していた佐藤正宏、村松利史、柴田理恵、久本雅美、渡辺信子の5人が放送作家・喰始と共に劇団を旗揚げ。同12月に、第2回公演を行い、吹越満、梅垣義明らが正式メンバーとして参加した。
89年2月には、ワハハ本舗株式会社を設立。
90年9月には、東京・浅草花やしきで第14回公演「ワハハの極楽てんやわんやカーニヴァル」を上演。花やしきを貸し切りにして乗り物券つきの公演を決行した。
93年、久本のテレビ出演が急増。ブレークを果たす。
97年には久本に続き、柴田がテレビで大ブレークを果たす。
2012年4月の第29回公演「ミラクル」(日本青年館・銀河劇場)では、「ミラクル」というタイトルから、出演しない和田アキ子がポスターに登場し、話題を集めた。