「米男子ゴルフ、キャリアビルダー・チャレンジ・第２日」（２２日、ラキンタＣＣ＝パー７２）

　日本勢でただ１人出場の岩田寛（３４）＝フリー＝は２アンダー、６９位から出て、２イーグル、２バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７１と出入りの激しいゴルフを展開。通算３アンダーで首位と１２打差の９７位に後退した。

　旧名「ボブ・ホープ・クラシック」の今大会は、各組でプロとアマが２人ずつ毎日違うコースを回り、第３ラウンド終了時点で決勝ラウンド１８ホールへの進出者が決定する。

　岩田はこの日、インスタートの２ホール目、１１番パー５で第２打を右サイドのヤシの木上部に打ち込み、ロストボールとなる不運でダブルボギーとしたが、１３番と後半の５番（ともにパー５）では第２打でグリーンをとらえてイーグルを奪い返した。

　それでも、ホールアウト後は「今日に関してはパターが入らなかった」とポツリ。前半の１７番と終盤の８番（ともにパー４）ではバーディーチャンスから３パットボギーを喫したほか、チャンスでパットがことごとくカップの横をすり抜けていった。

　スコアは乱高下したが、ラウンド中は穏やかな表情で冷静さを保った。岩田はパッティングの不振について「（原因は）分からないです」と言い残すと、車で約１５分のメーン会場、ＴＰＣスタジアムコースへ移り、日が暮れるまでパッティングの調整に努めていた。