「Ｔポイントレディース・最終日」（２２日、若木ＧＣ＝パー７２）

　首位から５打差の通算１アンダー５位で出た上田桃子（２８）＝かんぽ生命＝が４バーディー、３ボギーの７１で回り、通算２アンダーで３位に入った。優勝には１打及ばなかった。

　上田はホールアウト後、唇を噛み締めながらスコア提出所へ向かった。この日は１１番ホールまでに３バーディー（１ボギー）を奪い、この時点で通算３アンダーの単独首位に立ったが、１３、１５番をボギーとして脱落。それでも１６番では第２打（パー４）がカップに入りそうになるバーディーを奪った。

　しかし、最終１８番ホール（パー５）で優勝の可能性が残った約１・５メートルのバーディーパットを外し、昨年の樋口久子森永レディース以来となるツアー通算１２勝目（米ツアーメンバーとして優勝した１１年ミズノクラシックを含む）はならなかった。

　上田は１８番のバーディーパットを振り返り「まっすぐかちょっとフックしかないラインだった。まっすぐしっかりでしたね」と悔しそうに振り返った。

　上田は大会前、タレントのスザンヌと離婚した野球評論家の斉藤和巳氏との不倫報道に対して「食事に行ったことはあるけど、恋愛の対象として見たことはない。どうしてこうなるのか。実際ないことなので正直困っている」と完全否定した。

　大会初日（２０日）はその影響か２オーバー７４の３４位と出遅れたが、２日目（２１日）は６９をマークして首位から５打差の５位に浮上。「反省がないなど、よくない声も入ってきてコースにいるのがきつかったけど、自分らしくいようと思った」と苦しい胸の内を話していた。