【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は2日、理事会第2日終了後の記者会見で、ブラジルなど中南米を中心に感染が広がるジカ熱が、8月のリオデジャネイロ五輪に影響する懸念を打ち消した。アダムス広報部長はブラジル保健省の資料でジカ熱と同様に蚊が媒介するデング熱の発生数の推移を提示し、五輪期間は冬場のため「一般的に健康上のリスクはない」と強調した。
建設の遅れが懸念された自転車トラック競技会場のベロドロームは6月末に完成する見通し。「今月中に選手がトラック会場で練習できる。市長が保証した」と述べた。