五郎丸、レッズ加入!意気込み語る

 入団会見でボールを手にポーズを決める五郎丸歩=浜松市内のホテル(撮影・保田叔久)
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 ラグビーの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」のレッズ(豪州)加入が決まった日本代表FB五郎丸歩(ヤマハ発動機)が5日、静岡・浜松市内のホテルで記者会見を行った。今や時の人となった五郎丸だけに、会見場には20台近いテレビカメラ、150人以上の報道陣が詰めかけるフィーバーぶり。レッズ加入に至った経緯や新たなチャンレジについての意気込みを語り、「失うものは何もない。もう一度、ゼロからスタートできる挑戦に大きな魅力を感じている」と目を輝かせた。

 日本が3勝を挙げたW杯(ワールドカップ)イングランド大会で大活躍、日本ラグビーの歴史を変えた男が新天地に選んだのは豪州だった。13日に開幕するトップリーグ(TL)は来年1月にシーズン終了する。五郎丸は2月から家族とともに豪州へ移りレッズに合流。ヤマハ発動機も社員選手の待遇のまま快く送り出して、チームの看板選手のチャレンジを後押しすることになった。

 レッズからオフォーを受けたのは、W杯での一次リーグ最終戦だった米国戦(10月11日)のあとで、家族や関係者と相談したうえで10月中旬に代理人と交渉を行い、11月初旬に契約書にサインしたという。

 レッズではこれまでキッカーを務めていた選手が移籍で不在になっており、チーム事情から五郎丸獲得に動いたものとみられる。しかし、確実にポジションが保証されているわけではなく、「まずは試合に出ること。試合に出ないことにはキックもできませんから。日本のプレーヤーとして恥じないように、活躍する姿を皆さんに見せたい」とベストパフォーマンスを誓った。

 5月21日には豪州ブリスベンで日本から参加する「サンウルブズ」との対戦が待っている。日本代表でのチームメイトと敵として戦うことになるだけに、「非常にやりづらいと思う」と苦笑い。それでも、「スタジアムの半分くらいを日本のファンで埋めて欲しい。ぜひ現地に来て見てください」とPRすることも忘れなかった。

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