バドミントン・桃田、風邪と相手に勝利
「バドミントン、ヨネックス・オープン・ジャパン」(9日、東京体育館)
桃田が「風邪」をはねのけた-。男女各1回戦が行われ、男子シングルスでは、世界ランク4位で世界選手権銅メダルの桃田賢斗(21)=NTT東日本=が体調不良にも負けず、ストレート勝ちで2回戦に進出した。
一昨日から喉の痛みと体のだるさに苦しめられた。この日も集中力を欠き、「攻め急いでしまった」と、自らのミスでいら立つようなしぐさを見せた。
リードを追いつかれそうな場面もあったが、「日本開催なので強い気持ちで臨んだ」と、要所要所で得意のジャンピングスマッシュがさく裂。底力を見せ、「決めに行った球の精度は上がっている」と自賛した。
先月の世界選手権で、男子シングルスでは日本勢初のメダルを獲得し、名実ともに日本のエースとして期待される。今大会は自国開催のスーパーシリーズとあって、「バドミントンがメジャーになるいい機会なので、優勝を目指して頑張る」と気炎を上げた。