パラ女王成田真由美 国際大会復帰戦でV

 「ジャパンパラ水泳競技大会」(5日、東京辰巳国際水泳場)

 パラリンピック4度出場で金メダル合計15個を獲得した成田真由美(45)=横浜サクラ=が、北京パラリンピック以来7年ぶりにIPC(国際パラリンピック委員会)公認大会に出場し、女子100メートル平泳ぎSB4(肢体不自由)クラスで優勝した。決勝は2分9秒13のタイムだったが、予選では2分7秒70でこのクラスの今季世界ランキング7位に入る好記録をマークした。

 成田は「コーチとの約束は2分10秒を切ることだったので少しホッとしてます。でも(予選のタイムは)自己ベストだったので、やっぱり決勝で出したかったですね」と笑顔をみせた。

 北京以降は現役から離れ、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会理事を務めるなど障がい者スポーツの普及・発展に取り組んでいた。しかし昨年11月に選手復帰を決断した。

 「理事をしながら、2020年に向けて自分が(パラリンピックの普及・発展へ)ほかにできることは何かとずっと考えていた。私には泳ぐことしかできないし、自分が選手に戻ることで2020年を盛り上げていければと思っている」。

 4月に選手登録し、6月の関東身体障害者水泳選手権大会で競技に復帰。そして国際大会初戦で好タイムをたたき出した。16年リオデジャネイロパラリンピック出場は来年3月予定の選考会で決まる見込みだが、まずは平泳ぎ100メートルで参加標準記録をクリア。6日は得意な自由形に出場する。

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