東洋大「箱根駅伝」連覇狙う
第91回箱根駅伝(来年1月2、3日)で連覇を狙う東洋大が13日、埼玉県川越市内で公開練習を行った。昨年、V奪還に導いた双子エースの設楽啓太(現コニカミノルタ)、悠太(現ホンダ)が卒業。主将の田口雅也(4年)、服部勇馬(3年)、弾馬(2年)兄弟を中心に総合力でその穴を埋める構えだ。
エントリーメンバー上位10人の平均タイムでは、出場校中1位だった昨年よりも20秒近く遅い28分58秒台で、今年は出場校中6位とパワーダウンは否めない。酒井監督も「昨年のレベルまではいってない」と認めた上で「ここにきて中間層がグッと上がってきた。総合力で設楽兄弟の穴を埋めていきたい。連覇が第1の目標」と、勝算を口にした。
エースの期待が懸かる服部勇馬は、今年2月の熊日30キロロードでは設楽啓太の記録を1分以上縮める1時間28分58秒の学生新記録をマークし、日本学生陸上界のトップ選手に成長した。来年2月の東京マラソンで初マラソンも予定。「僕の目標は東京五輪のマラソンでメダルを獲ること。箱根は通過点。設楽さんたちがいなくなって、弱くなったと言われたくない。もし走れなかったら、設楽さんたちに走らせてもらっていたということ」と、自覚を漂わせた。





