楽天・オコエ プロ初安打はお預け

5回楽天1死、オコエ瑠偉は三塁ゴロに倒れる=コボスタ宮城(撮影・佐々木彰尚)
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 「楽天-西武」(3日、コボスタ宮城)

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が「2番・中堅」でプロ初となる先発出場を果たした。活躍が期待されたオコエだが、第3打席まで無安打。八回の打席で代打を送られ、この日は3打数ノーヒットで待望のプロ初安打はお預けとなった。

 本拠地に詰めかけたファンの大歓声の中、初回1死で迎えた注目の第1打席。オコエは左腕のバンヘッケンから、初球のストレートを果敢に狙っていったが、打球は高く上がった内野フライ。三塁の中村ががっちりとキャッチし、三飛に終わった。

 第2打席は三回無死一、二塁で回ってきた先制機。犠打バントも考えられる場面で、ベンチのサインは強攻策。ストライク、空振り、ファール、ボールと果敢に振っていったオコエだが、135キロ直球を強振した打球はまたも内野への飛球。インフィールドフライが宣告され、二塁の浅村が捕球しての二飛となった。

 2席凡退で迎えた第3打席は五回1死走者なし。ここでもバンヘッケンがオコエの前に立ちはだかる。初球の118キロのフォークにやや体勢を崩され、平凡な三ゴロに倒れた。

 開幕1軍をつかんだものの、ここまでの7試合はすべて代走や代打での途中出場。3打数0安打、1四球、1三振、1盗塁の成績となっている。

 中堅の松井稼が29日・ロッテ戦の守備で右膝を痛め、本拠地での先発デビューが決定したオコエは、「緊張はあまりないですけど、とにかく集中します」と試合に臨んだ。

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