プロ野球の新人選手研修会が12日、東京都内で行われ、昨年の野球賭博問題を受けて暴力団対策に充てる時間が例年より増えた。熊崎勝彦コミッショナーは「賭博や八百長には手を染めず、しっかり遮断していかなければいけない」と強調した。
ソフトバンクの高橋純平投手(県岐阜商高)や楽天のオコエ瑠偉外野手(東京・関東第一高)ら新人116選手が参加。日本野球機構幹部や弁護士が講師となり、暴力団関係者が選手に近づく手口を示して警戒を促した。
昨年の巨人選手による野球賭博に加え、1969年に八百長が明るみに出た「黒い霧事件」の経緯も解説した。