中日・朝倉ラスト登板 投げる前から涙
「中日5-0巨人」(20日、ナゴヤドーム)
熱戦の中で感動のシーンが演出された。5-0とリードした中日が八回、1死一塁の場面で2番手として送り込んだのは、今季限りでの引退を表明した朝倉健太投手(34)。8番・小林の代打、堂上を1球で捕邪飛に仕留め、有終の美を飾った。
救援のマウンドに立つ前から号泣していた。スタンドでは「16年間お疲れさまでした」「朝倉」のボードが掲げられ、大きな拍手で迎えられると、1球でピシャリ。巨人・坂本から花束を受けると右手を上げて応え、236試合目の最後の登板を終えた。
試合終了後には9勝目を挙げた若松に続き、お立ち台に上がった。「泣かないでおこうと思ったが、2軍の選手も1軍の選手も廊下で『お疲れさま』と言ってくれた。笑って去ろうと思ったが無理でした。(森繁和コーチと谷繁監督に送られマウンドへ)森さんの顔は見られませんでした。16年間は今は短かったのか長かったのかは分かりませんが、すごい声援をありがとうございました」。
そう語り終わると、朝倉の周りには選手が集まり、夫人や子供たちが見守る中、マウンド付近で胴上げが始まった。
朝倉は地元・東邦高校から99年のドラフト1位で入団。ドラゴンズ一筋で通算65勝70敗。
