De高橋尚 引導は広島・新井の特大弾
DeNAの高橋尚成投手(40)が18日、横浜市内の球団事務所で引退会見を行った。「体力的には無理をすればいける自信はありましたけど、気持ちの方が前に向かなくなったというか、悔しさがなくなったというか」と心境を語った。
駒大の後輩の一発が決断させた。8月16日の広島戦(マツダ)で4番手として登板。新井に左越え特大弾を浴びた。「“引退だな”と覚悟しました。大学時代、彼が一つ下で、仲間に打たれて、すっきりした気持ちもありました」と明かした。 「野球選手として大きくない体で必死に戦ってきました」と16年を振り返る。巨人、メジャーで日米通算93勝も、DeNAでは2年間で勝ち星なし。「(駒大の)大先輩でもある中畑監督を胴上げしたかった。その力になれなかったのが本当に悔しい」と話した。