球児が高知凱旋 観客球団史上最多2865人

 「四国ILpオープン戦、高知3-3香川・徳島連合」(20日、高知市営)

 プロ野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplus(ILp)の高知ファイティングドッグスに入団した藤川球児投手(34)が、香川・徳島連合チームとのオープン戦で初登板。先発で4回を投げ、打者18人に対して5安打1失点、1四球で2三振を奪った。直球は最速146キロをマークした。試合は3-3で引き分けた。

 ネット裏に阪神、DeNA、ソフトバンク、楽天の編成担当者らが視察に訪れる中、藤川は初回に3安打を許して先制点を献上。四回には無死満塁のピンチを迎えたが、後続を抑えて無失点で切り抜けた。

 計57球の日本復帰マウンド。スタンドには球団史上最多の2865人が詰めかけた。午後3時の開門時にはすでに約700人の行列ができ、内野席は満員。立ち見するファンの姿もあった。藤川は「これだけ応援してもらって、有意義なマウンドだった。元気に楽しく投げられた」と笑みを浮かべ、「修正する部分はたくさんあった。これからもっとよくなると思う」と話した。

 次回登板は27日、愛媛とのオープン戦(高知市営)の予定だ。

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