さんま1日コーチで独立L史上最多動員

 タレントの明石家さんま(59)が13日、BCリーグ・石川の1日コーチに就任し、石川県立野球場で行われた福井戦に参加した。20年来の友人で、今季限りで引退する石川の木田優夫投手兼GM(46)のオファーに応えて実現したもので、日本の独立リーグ史上最多の1万5877人を動員。石川の今年8月までの平均動員数は700人で、さんま効果で通常の22・68倍の動員を記録した。

 さんまは「うそ八百」に由来する背番号800のユニホーム姿で、木田のアナウンスを受けてグラウンド上で入団発表。懐かしい故小林繁氏や掛布雅之氏らの物まねを披露したり、雨の中、黒い傘をさして投手交代を告げたり、コーチスボックスで相手一塁手にコールドスプレーをかけたりするなど、サービス精神あふれるコーチぶりで超満員の観客を沸かせた。

 試合後は「退団式」が行われ、さんまのアイデアで木田とグラウンドを一周。「雨の中、ありがとうございました」と声をからしながら感謝した。最後はナインに胴上げされ、「さんちゃ~ん!」「さんまさ~ん!」と大歓声を浴びていた。

 なお、石川は2‐5で敗れた。

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