向上、接戦制し30年ぶりベスト4入り
「高校野球・神奈川大会準々決勝、向上3‐2相洋」(26日、横浜)
向上が接戦を制して30年ぶりのベスト4入りを決めた。
相洋に三回に先制を許したが、すぐ四回に4番安達鴻希(3年)の犠飛で同点に追いつき、七回に亀井智寛(3年)のタイムリー二塁打などで2点を奪って逆転に成功した。
六回裏二死一、三塁から登板したエース高橋裕也(3年)が、最速146キロのストレートに変化球をまじえて好投。九回の相洋の反撃を1点に抑えてしのぎ切った。
平田隆康監督は「後半までもつれる展開ならウチに有利。必ずチャンスがくると思っていました。残りも粘り強く戦いたい」と、今大会3度目の1点差勝ちにホッとした表情。
予定通りの継投も決まり、今までなかなか破れなかったベスト8の壁を突破したことで今後の戦いに手応えをつかんだ様子だった。
エースの高橋も「以前は打たれてムキになりリキんでいたけど、きょうは配球のバランスと集中力を意識して投げた。目標は日本一なので、まずは神奈川大会を制したい」と力強く語った。