山本由伸 6回4失点9敗目も自責点2でMLB単独QS王に 今季22度目 先発として抜群の安定感示す数字 悪送球で失点の珍しいシーンも

 「ドジャース1-5パドレス」(23日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が先発するも6回を4失点でKO。9敗目を喫したが、自責点は2でMLB単独トップとなる22度目のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下=QS)を達成した。

 序盤3イニングを抜群の安定感でゼロを並べた山本。だが四回にまさかの形で先制点を失った。先頭打者のハリスに対し、内角に投じたフォーシームはボールと判定されたが、わずかにユニホームをかすめていた。これが相手ベンチのチャンレジンによって死球へ判定が覆った。

 思わぬ形で先頭打者を出塁させると、続くマチャドにフォーシームを完璧に捉えられバックスクリーンへ先制2ランを被弾してしまった。マウンドで厳しい表情を浮かべた右腕。以降のピンチは切り抜けたが、続く誤解には思わぬ形で追加点を奪われた。

 無死一、二塁から投前へ転がったバント処理で三塁へ送球するも痛恨の悪送球。これが適時失策となって追加点を奪われた。マンシーが打球を追って前進しており、無人の三塁へ投げてしまう珍しいミス。さらに犠飛で1点を追加され計4失点となった。

 それでも自責点は2でクオリティースタートの基準はキープ。最終的には6回を投げきり、今季22度目のQSを達成。マーリンズ・アルカンタラ、フィリーズ・サンチェスと並んでいたが、単独トップに立った。

 打線の援護無く15勝目の権利は得られなかったが、ドジャースで開幕から唯一先発ローテーションを守り抜いた山本。昨年のワールドシリーズで大奮闘しMVPを獲得。蓄積疲労が心配された中、3月のWBCにも侍ジャパンの一員として出場。そして安定感抜群の投球で積み重ねた22度目のQS。右腕にとって新たな勲章となった。

 チームは反撃できず敗れ、山本は9敗目を喫した。マジック1としていたプレーオフシード権の確定は次戦へ持ち越しとなった。

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