元ロッテ剛腕が朗希直伝の魔球で大谷翔平を三振斬り「スプリットは日本で学んだ一番大きなこと」 最速165キロ計測 笑顔で「アリガトウゴザイマス」 今も益田や小島らとの交流明かす
「ドジャース4-8レッドソックス」(2日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は「1番・指名打者」で出場し、一回の打席で右前打を放って6試合連続安打。1点を追う二回2死二、三塁の好機は今季16個目の申告敬遠で勝負を避けられるなど、3打数1安打2四球だった。しかし、チームは先発シーハンが3被弾を含む3回途中5失点でKOされるなど、完敗。好調レッドソックスに今季2度目の同一カード3連敗を喫した。
試合後のレッドソックスのクラブハウスに陽気なラテン音楽が響き渡った。「アリガトウゴザイマス」。流暢な日本語で取材に応じたのは22年と25年にロッテに所属したセットアッパーのタイロン・ゲレーロ投手だ。
この日は3点リードの七回のマウンドを託された。1点を失ったが、リードを守って13個目のホールドを記録した。
1死二塁の場面では大谷と初めて対戦。3球目のシンカーが両軍投手最速の165・3キロを計測するなどして、カウント1-2に追い込むと、最後は148キロスプリットで空振り三振。持ち味を存分に発揮する圧巻の投球を披露した。
日本で過ごした2シーズン。「日本で学んだ一番大きなことの一つがロウキから教わったスプリットでした」。ゲレーロが秘話を明かす。「僕とロウキは体格が似ているし、力のある速い球も投げる。僕にもあのスプリットが必要だと思い、『教えてくれないか?』とお願いしたら丁寧に教えてくれたんです。それ以来、朗希が教えてくれた握りでスプリットを投げている」。今回の3連戦では、1戦目の試合前にうれしい再会を果たすことができた。「その時にもう一度、握りを確認させてもらった。大谷への最後のボールは外角へ完ぺきな1球になった」と言って、会心の笑みを見せた。
ロッテの選手とは今も交流しているという。「マスダ(益田直也投手)にはよくショートメッセージを送っているよ。翻訳アプリを使って日本語でね。オジマ(小島和哉投手)ともやり取りしているよ。ほかの選手を含め、みんなのことを今も愛しているよ」とうれしそうに話してくれた。
ゲレーロはロッテ退団後、今年1月にレッドソックスとマイナー契約で合意。5月22日に6年ぶりにメジャー昇格を果たし、ここまで26登板で1勝1敗、防御率2・33と安定した成績を残している。
