山本由伸 スクバル獲得報道に驚き 夢ローテ歓迎「今、一番の投手」2年連続サイ・ヤング左腕加入で「僕も必死に頑張りたい」
「ドジャース2-3レッドソックス」(1日、ロサンゼルス)
ドジャースが昨季まで2年連続でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたタイガースの先発左腕タリク・スクバル投手(29)を獲得すると、米大リーグ公式サイトなどが伝えた。レッドソックス戦に先発した山本由伸投手(27)はメジャー最強左腕の加入報道に「すごく驚いた」と語った。試合では元同僚の吉田正尚外野手(33)との初対決で無安打に封じた。大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で1安打を放ち、5試合連続安打とした。
試合終了から10分後。敗戦で沈むドジャースに大きな衝撃が走った。
トレード期限を2日後に控え、最も注目されていたスクバルの争奪戦をドジャースが制したと、複数のメディアが一斉に伝えた。報道陣や選手の間から驚きの声が上がる。帰り支度をする選手たちの感想を求める記者、足早にクラブハウスを飛び出して記者席へ駆け上がる記者。さらには記者に逆取材をする選手の姿もあり、クラブハウスは騒然となった。
「本当にすごく驚きました。今、一番の投手だと思う。いい影響を受けながら、僕も必死に頑張りたい」
そう口にしたのは、この日の登板を終えて囲み取材に応じた山本だ。交流戦や昨年のオールスター戦など接する機会は限られていたが、「すごくフレンドリーな印象がある」。正式にトレード成立が発表されれば、ともに先発の柱として年齢では2つ年上、メジャー経験でも4年長い先発左腕と共闘することになる。
29歳のスクバルは5月に左肘の骨片除去の手術を受けて一時離脱したものの、6月から復帰。今季はここまで16試合に登板し7勝5敗、防御率2・79をマークしている。
ドジャースでは山本、佐々木朗が開幕から先発ローテーションを守っている一方、左膝に炎症を抱える大谷ら故障者も出ていた。山本とスクバルの二枚看板に復帰予定のスネル、グラスノーが加わり、大谷もプレーオフに間に合えば、ロブレスキ、シーハンをリリーフに回せるほど重厚な布陣ができる。ワールドシリーズ3連覇の輪郭が見えてきた。
◆タリク・スクバル(Tarik Skubal)1996年11月20日生まれ、米国カリフォルニア州ヘイワード出身。29歳。190センチ、108キロ。左投げ右打ち。18年度ドラフト9巡目でタイガースに指名され契約。20年にメジャーでデビュー。24年の18勝、防御率2.39、228奪三振、勝率.818はいずれもア・リーグ最高。MLB通算153試合、61勝42敗、防御率3.04。
