村上宗隆 HRダービー9発!8人中5位ファイナル進めずも「最下位じゃなくてよかった」 初球宴はベンチスタート
「MLB本塁打競争」(13日、フィラデルフィア)
ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)がフィラデルフィアで行われたオールスター戦前日のホームラン競争に初めて出場。最長142メートルの特大弾を含む9本の柵越えを放ったが、1本足りずに1回戦で敗退した。バイロン・バクストン外野手(ツインズ)の欠場に伴う代替選手として球宴にも初選出。本番ではベンチ要員として待機する。(フィラデルフィア・小林信行)
あーっ!打席の中で村上が思わず、大声を上げた。柵越えすれば、継続できる最終20スイング目。仕留めたはずの打球が高々と打ち上がった瞬間、悔しさを爆発させた。
21年の大谷翔平投手以来5年ぶりに日本選手がエントリーした人気行事。「自分の持っているパワーを見せられたら」。戦前、そう話していた男が晴れの舞台で魅せた。
参加者8人が20スイングで柵越え数を競う1回戦。4人目で登場した村上は1振り目を右中間へ運んで客席を沸かせた。3、6、9スイング目もスタンドに着弾。その後もアーチを量産し、17振り目には右中間3階席へ飛距離142メートルの特大弾をたたき込み、どよめきを起こした。
20スイングで9本を柵越え。決して悪い数字ではなかったが、今大会はレベルが高かった。4人終了時で3位。顔じゅう汗まみれにした村上は「めちゃくちゃ緊張しました」と話した後で「最下位じゃなかったんでよかった」とこだわりも見せた。
結果は5位。1本及ばず、涙をのんだ。大谷と同様、1回戦を突破できなかったが、「楽しかった」と村上。参加賞金は15万ドル(約2400万円)。大役を果たした後はトレーナー室で治療を受けて疲労回復に努めた。
球宴本番はベンチ要員として代打や守備交代に備える。もう一つの晴れ舞台。万全を期して主役になるチャンスを待つ。
