大谷翔平が球宴辞退「申し訳ない」6年連続6度目選出もファンに謝罪 左膝炎症で苦渋の決断

 「ドジャース3-9ダイヤモンドバックス」(10日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(32)は本拠地でのダイヤモンドバックス戦で予定していた先発登板を回避して「1番・指名打者」で出場し、初回に先頭打者本塁打となる21号ソロを放った。また、14日(日本時間15日)のオールスター戦(フィラデルフィア)を左膝の炎症のため、欠場すると発表した。右太もも裏の張りで負傷者リスト(IL)入りしていたホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・一塁」で戦列復帰した。ブルージェイズの岡本和真内野手(30)は敵地でのパドレス戦に「3番・三塁」で出場。五回に22号3ランを放ち、2018年に大谷(当時エンゼルス)が記録したメジャー1年目の日本勢最多記録に並んだ。

 苦渋の選択だった。オールスター戦を初めて辞退。メジャー全体で最多となる334万1257票を投じてくれたファンに大谷がわびた。

 「投票してもらった方に申し訳ない。プレーできない申し訳なさ、辞退しなければいけない状況になってしまっているのは心残りがある」

 6年連続で出場するはずだった真夏の祭典。辞退の理由は断続的に悩まされている左膝の炎症だ。6月12日の試合を欠場した後も患部の状態は一進一退。「この数週間は辛抱しながらやっていた」と明かした。深い曲げ伸ばしができず、動きが制限された状態で二刀流を貫いてきた。

 この日は予定されていた前半戦最後の登板を回避し、打者に専念した。大谷は試合のなかった9日朝にフロント陣らと電話会談を行ったことを明かし、「無理をすればいける状態ではあった。僕が納得して受け入れたという感じ」と説明。12日の前半戦最終戦の後に患部にたまった水を抜く治療を受けるという。

 悔しさを初回の打席にぶつけた。ボール気味の内角直球を逆方向に運ぶ21号ソロで、今季メジャー最多に並ぶ8本目の先頭打者本塁打。日米通算350号にもあと1本と迫り「投球の方が(左膝に)負荷がかかる。打撃は基本的に問題ない」との言葉に説得力を持たせた。

 けがと戦いながら直近30試合の打撃成績は打率・283、11本塁打、24打点と好調を維持。ロバーツ監督は「チームを助けるためにできることをやってくれている。見事だ」とたたえた。前半戦残り2試合は指名打者で出場する。全ては3連覇が懸かったポストシーズンのため。目標を達成し、この日のファンの落胆を歓喜に変える。

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