大谷翔平がMLB通算300号メモリアル弾も…ドジャースが痛恨逆転負け 八回に失策連発でゲームは大暗転 ロバーツ監督が珍しく怒り露わに

 「ドジャース3-4ロッキーズ」(7日、ロサンゼルス)

 ドジャースがまさかの逆転負けを喫した。大谷翔平投手のMLB通算300本塁打となる2戦連発の20号が決勝アーチとなるはずが、終盤の守備のほころびから試合をひっくり返された。

 ドジャースタジアムが歓喜に沸いたのは初回先頭の第1打席だった。大谷はエンゼルス時代のチームメート、ロレンゼンに笑みを浮かべながら会釈。初球、2球目と見極めてカウント2ボールからの3球目だった。浮いたシンカーを完璧に捉えると、打球は強烈な衝撃音を残してバックスクリーン左へ一直線。弾丸ライナーで突き刺さった。

 スタンドは大歓声に沸き、笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周した大谷。ベンチではロバーツ監督と笑顔でハグをかわした。日本人メジャーリーガーでは初となる300本塁打の偉業。さらに1102試合目での到達は史上5番目のスピード記録だ。

 第2打席は浮いた変化球を捉え損ねての中飛。思わず打席で「あーっ」と叫びながら悔しさをにじませた。それでも1死一、二塁で迎えた第3打席では低めのボール球を冷静に見極めて四球を選んだ。満塁と好機を拡大すると、パヘスの押し出し四球で貴重な追加点を奪った。

 七回の第4打席は空振り三振。1点を追う九回無死一、二塁の好機はバットを真っ二つに折られて三飛。悔しい打席となったが、2試合連続本塁打に3戦連続打点とオールスターを前に状態を上げてきている。

 先発のロブレスキーはなかなか追加点が奪えない状況でも粘りの投球。ロッキーズ打線に付け入る隙を与えなかった。7回1失点の快投を見せ、ここまでは盤石だったが…まさかの展開が待っていた。

 2番手のクラインが1死一、二塁のピンチを招くと、フリーマンの遊ゴロを名手・ロハスが痛恨の失策。打球が二遊間を抜ける間に1点差に迫られると、なおも1死一、三塁からマッカーシーにスクイズを決められ同点。さらに一塁ベースカバーに入ったフリーランドが無人の三塁へ送球してしまい、ボールはダグアウトへ。痛恨の悪送球で逆転を許し、ベンチのロバーツ監督は目の前のラバーフェンスを右手でたたき、珍しく怒りをあらわにした。

 チームは大台となる貯金「30」到達に王手をかけるはずだったが、まさかの逆転負け。大谷のメモリアル弾を勝利で飾ることはできなかった。

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