元ヤクルト“赤鬼”ボブ・ホーナーさん死去 “黒船来航”87年わずか1年93試合で31本塁打

 ヤクルトで強打者として活躍し、その風貌から“赤鬼”と評されたボブ・ホーナーさんが死去した。26日、米大リーグのブレーブスが発表した。68歳。死因などは明らかにされていない。

 ホーナーさんの日本球界デビューは鮮烈だった。1987年4月にヤクルトと契約を結ぶと、5月5日の初戦から4試合で11打数7安打、6本塁打。1試合3発の爆発もあって“黒船来航”と呼ばれる大フィーバーとなった。

 ブレーブスで主軸を打ち、86年までの9年間に215本塁打のスーパースターを、ヤクルトはチーム低迷の特効薬として獲得。年俸は推定200万ドル(約2億8千万円=為替レートは当時)。前年のブレーブスでは180万ドルで、当時の球団関係者は「バリバリの大リーガーとしては、驚くほど高くはなかった」と述懐している。出場93試合で31本塁打を打ち、ホーナー人気がヤクルトの観客動員数を前年の178万7千人から221万5千人に押し上げた。メジャー復帰を希望して、わずか1年の日本でのプレーだったが、本物の大リーガーのすごみを十分に見せつけた。

 ◆ボブ・ホーナー(Bob Horner)1957年8月6日生まれ。米国カンザス州出身。アリゾナ州立大時代に2度来日し、78年は6試合で6本塁打。同年のMLBドラフト全体1位でブレーブスに入団し、1年目に23本塁打でナ・リーグ新人王。86年オフにFA権を獲得したが、年俸高騰を嫌ったメジャー球団と契約を結べず、87年にヤクルト入団。88年にカージナルスでメジャー復帰したが左肩痛などのために引退。メジャー通算成績は1020試合、打率・277、218本塁打、685打点。

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