大谷翔平“一刀流”投手専念の理由 ロバーツ監督「一番大事なのは彼にとって何が最善か」「彼は完全に理解してくれた」 あす30日の打者出場明言
「ドジャース-マーリンズ」(28日、ロサンゼルス)
ドジャースがラインアップを発表。大谷翔平投手が二刀流を封印して投手専念でマウンドに立つ。同投手が“一刀流”で出場するのは15日のメッツ戦以来、2度目。大谷に代わって「1番・指名打者」には打撃好調のダルトン・ラッシング捕手が入る。
試合前の記者会見。ロバーツ監督に報道陣から大谷の起用法について矢継ぎ早に質問が飛んだ。前回の投手専念は2日前に受けた右肩甲骨付近への死球の後遺症を考慮しての措置だったが、この日は開口一番「まず13連戦の最中ということが大きかった。みんなにとって厳しい期間だし、ショウヘイが毎日どれだけのことをこなしているかも考慮した」。今季最長の連戦におけるチーム状況を挙げながら「(大谷は)あしたにはまた(指名打者として)ラインナップに戻る予定だから、今日は少し両面に配慮して判断したかった。打撃好調のダルトン(ラッシング)を代わりに入れ、翔平には投手として最も良い状態で臨んでもらいたかった。投打2つの役割を負わせず、明日は打者に専念させ、そのあとオフ(30日は休養日)がある」と続けた。
大谷は昨年6月に自身2度目の右肘手術を乗り越えて投手復帰。登板ごとに投球回を1イニングから増やしていき、体調を考慮しながら先発ローテーションを守り、ワールドシリーズまで投げきった。しかし、今季は3年ぶりに開幕から投打同時出場。ここまで4登板すべてで6回、3自責点以下のクオリティスタートを達成している。
指揮官は「一番大事なのは、彼にとって何がベストかということだ。それは健康面のことでもあるし、シーズンは長いということを理解することでもある。ショウヘイは本当に多くのことを背負っている。今は6イニングを投げる先発としての役割もあるし、それがまず大きい。もちろん、理論的には二刀流として両方やってくれるのは素晴らしい。でも、少しでも負担を減らさずに続けていくこと、どれだけ持続可能なのかそこが問題だ。そして、それは正確な科学ではない」と熱弁を振るった。
今回の起用法に関しては本人と直接話さなかったというロバーツ監督は「彼は全く問題なかったよ。完全に理解してくれた。彼だけでなく、他の選手に対してもそうだが、私が下す決断はすべて“彼らのためになること”だと理解してくれている」と確信に満ちた口調で言った。
