岡本和真 ブルージェイズと4年94億円で合意 巨人への譲渡金17億円超 交渉期限前日に決定
巨人からポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた岡本和真内野手(29)がブルージェイズと4年6000万ドル(約94億2000万円)で合意したと3日(日本時間4日)、複数の米メディアが伝えた。交渉期限前日にメジャー移籍が決定。譲渡金は1087万5000ドル(約17億円)で、出来高などを含めるとさらに上昇する。充実した戦力でワールドシリーズ制覇を狙うチームの主力として期待される。
通算248本塁打を誇るスラッガーが満を持して海を渡る。交渉期限前日に4年6000万ドル(約94億円)でブルージェイズと合意した。巨人の主砲のメジャー挑戦は、2003年にヤンキースへ移籍した松井秀以来。円熟期を迎えつつある29歳のタイミングで「常に目標としていた」という最高峰の舞台に立つ。
カナダのトロントに本拠地を置くブルージェイズは1992、93年にワールドシリーズ2連覇。昨年はア・リーグ優勝を果たしたが、ワールドシリーズでドジャースに惜敗した。一塁は主砲・ゲレロがおり、岡本は主に三塁を守ることになりそうだ。ただ、FAになっているビシェットの去就次第で岡本が外野に回る選択肢もある。
岡本は智弁学園から2014年度ドラフト1位で巨人に入団。18年から6年連続で30本塁打以上をマークし、本塁打王に3度、打点王に2度輝くなど主軸として活躍した。昨年の契約更改で「昔から憧れ、目標にしている場所」と公の場で、初めてメジャー挑戦の意思を表明。昨季は守備中のアクシデントにより69試合の出場にとどまったが、打率・327、15本塁打、49打点を記録した。
4年契約は同じポスティングシステムでホワイトソックス入りした25歳の村上の2年を上回った。年齢は上だが、打撃の安定感や守備の汎用(はんよう)性が評価されたとみられる。過去に米国でプレーした日本人内野手は苦戦の傾向があり、2人の活躍度は今後の日本選手の評価に大きな影響を与えそうだ。3月のWBCに村上とともに出場する可能性もある。「どれだけ戦えるのか、勝負したい」と強い覚悟を胸に、世界に挑む一年を迎える。
◆トロント・ブルージェイズ 1977年創設でメジャーでは唯一、米国外のカナダに本拠地を置く。ワールドシリーズ(WS)は92、93年に2度制覇。2025年に3度目のWS進出を果たしたが、ドジャースに3勝4敗で屈した。日本選手は菊池雄星、大家友和、川崎宗則らが在籍した。ヤンキース、レッドソックスと同じア・リーグ東地区に属する。





