ブルージェイズぼう然…ゲレーロJr.は涙「まだ僕らは折れていない」ベンチに座り込み動けず 32年ぶりWS制覇ならず あと2人で悪夢の同点被弾 拙攻続き、最後も併殺終戦
「ワールドシリーズ・第7戦、ブルージェイズ4-5ドジャース」(1日、トロント)
ブルージェイズが激闘の末に敗れ、1993年以来となるワールドシリーズ制覇を逃した。昨季、地区最下位からのV字回復はならなかった。
最後の最後まで歯車がかみ合わなかった。終盤までリードしていたブルージェイズだったが、拙攻が際立ち、なかなかドジャースを突き放せず。九回1死から守護神ホフマンがロハスにソロを浴びて同点に追いつかれた。
延長十一回も先頭のゲレーロJr.が二塁打で出塁し、1死一、三塁の好機を作ったが、最後はカークが遊ゴロ併殺。ポストシーズン8本塁打でチームをけん引してきた若きチームリーダーはベンチに戻り、座り込んだまましばらく動けずにぼう然。引き上げる際には瞳には涙が浮かんだ。「いい試合ができたのはよかったが、負けたことは悔しい。カナダが勝利を欲しているのは分かっている。まだ僕らは折れていない」と、来季を見据えた。





