「ワールドシリーズ・第２戦、ブルージェイズ－ドジャース」（２５日、トロント）

　両軍が第２戦のラインアップを発表。第１戦を落としたドジャースは大谷翔平投手が「１番・指名打者」で出場し、山本由伸投手が先発のマウンドに立つ。スタメンは不動。３２年ぶり優勝に一歩近づいたブルージェイズは大谷と並ぶＰＳ最多６本塁打のブラディミール・ゲレロ内野手が「３番・一塁」で、第１戦でシリーズ史上初の代打満塁弾を放ったアディソン・バージャー外野手が「７番・右翼」で連勝を狙う。前日の試合で左膝捻挫から復帰したボー・ビシェット内野手がスタメン外。

　大谷はここまでポストシーズン（ＰＳ）１１試合に出場し、打率・２２２（４５打数１０安打）、６本塁打、１１打点、ＯＰＳ１・００７。前日の試合は二回２死満塁の好機に凡退したが、９点差をつけられた七回１死一塁の打席で今ポストシーズン６本目、ワールドシリーズ（ＷＳ）初の本塁打を放ち、意地を見せた。

　ブルージェイズの先発ケビン・ガウスマン投手とは２４年４月２８日以来、１年半ぶりの顔合わせ。前回対戦では３打数無安打（中飛、二直、三振）に封じられた。通算成績は打率・１６７（１２打数２安打、６三振）と相性は良くないが、２３年７月２８日の試合では本塁打を含む２安打を記録している。

　山本はＰＳ３試合に登板し、２勝１敗、防御率１・８３。前回登板のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第２戦は９回１１１球１失点の力投で自身初の完投勝利を挙げた。ＰＳ史上日本投手初の偉業を成し遂げ、その後の４連勝スイープにつなげた。

　シリーズ史上、第２戦に勝ったチームの優勝確率は６５％（７８／１２０）。新守護神・佐々木朗希投手へつないでタイに持ち込みたいところだ。

　▽ドジャースのラインアップ（ポストシーズン１１試合の成績）

１番・ＤＨ　大谷　　　　　　　　打率・２２２　６本塁打　１１打点　ＯＰＳ１・００７

２番・遊撃　ベッツ　　　　　　　打率・２８９　０本塁打　　６打点　ＯＰＳ・７９５

３番・一塁　フリーマン　　　　　打率・２１４　１本塁打　　１打点　ＯＰＳ・７０８

４番・捕手　スミス　　　　　　　打率・２９０　０本塁打　　３打点　ＯＰＳ・６７９

５番・右翼　Ｔ・ヘルナンデス　　打率・２５０　４本塁打　１１打点　ＯＰＳ・８４３

６番・三塁　マンシー　　　　　　打率・２１９　１本塁打　　１打点　ＯＰＳ・７１９

７番・左翼　Ｋ・ヘルナンデス　　打率・３００　０本塁打　　５打点　ＯＰＳ・７６４

８番・二塁　エドマン　　　　　　打率・２８９　２本塁打　　６打点　ＯＰＳ・７９９

９番・中堅　パヘス　　　　　　　打率・０７７　０本塁打　　１打点　ＯＰＳ・２２５

　　　投手　山本　　　　　　　　３登板２勝１敗　防御率１・８３

▽ブルージェイズのラインアップ（ポストシーズン１２試合の成績）

１番・ＤＨ　スプリンガー　　　　打率・２５５　４本塁打　　９打点　ＯＰＳ・９１６

２番・左翼　ルークス　　　　　　打率・３２５　０本塁打　８　打点　ＯＰＳ・７８６

３番・一塁　ゲレロ　　　　　　　打率・４４７　６本塁打　１２打点　ＯＰＳ１・４１２

４番・捕手　カーク　　　　　　　打率・２７１　４本塁打　　９打点　ＯＰＳ・９０３

５番・中堅　バーショ　　　　　　打率・２７７　３本塁打　１０打点　ＯＰＳ・８７３

６番・三塁　クレメント　　　　　打率・４３５　１本塁打　　８打点　ＯＰＳ１・０５８

７番・右翼　バージャー　　　　　打率・３２４　３本塁打　　８打点　ＯＰＳ１・０２７

８番・二塁　カイナーファレファ　打率・２１７　０本塁打　　１打点　ＯＰＳ・５２１

９番・遊撃　ヒメネス　　　　　　打率・２６２　２本塁打　　９打点　ＯＰＳ・７４０

　　　投手　ガウスマン　　　　　３登板２勝１敗　防御率２・００