山本由伸 第2戦は重圧かかる先発マウンドに 火が付いたBジェイズ打線止められるか「いつも通りのピッチングができれば」
「ワールドシリーズ・第1戦、ブルージェイズ11-4ドジャース」(24日、トロント)
ドジャースが同点の六回に悪夢の1イニング9失点。一気に2桁失点の悪夢となり、第2戦先発の山本由伸投手にプレッシャーがかかる状況になった。
六回もマウンドに上がったスネルがついに決壊。先頭打者への四球から安打、頭部付近への死球で無死満塁のピンチを招いたところでロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。立ち上がりから苦しい投球を続けていた中で、粘っていたが…。最大のピンチを招いてマウンドを降りる形になってしまった。
そしてシーズン中は先発要員だったシーハンを絶体絶命の状況で投入した指揮官。2本のタイムリーに押し出し四球で一気に3点を勝ち越されると、3番手で投入したバンダが代打・バーガーにグランドスラムを被弾。さらにカークにも2ランを被弾し、悪夢の9失点となった。
経験豊富なベシアがいれば、リリーフ陣の投入順も変わっていた可能性がある。ただ先発が崩れれば、ブルペン陣が火に油をそそぐ状況は苦しんだ8月、9月の姿。ポストシーズンでは佐々木朗希投手の守護神抜擢で改善したかに見えたが、最高峰の舞台の初戦で再び不安を露呈する形になった。
第2戦に先発する山本が勢いを止められるかどうかがキーポイントに。試合前には「しっかりストライクゾーンでどんどん投げていくのを心がけているので、いつも通りのピッチングができればいいなと思います」と明かし、「ゲームプランは相手の反応見たりして変えていくのは基本なので。スネルからも学びますし、いろんな人から学んできました」と語った。
さらに、今回のワールドシリーズを最後に現役を引退するクレイトン・カーショー投手について「輝かしいキャリアを締めくくるにはワールドシリーズ優勝というのが一番似合うなと思うので、とにかく春からやってきたので、思いを一つにやっていきたい」と意気込んでいた。
ドジャースが第2戦に勝利すれば優勝確率は65%。第1戦の勝者が有利にシリーズを薦めるというデータがある中でも、第2戦をとれるかがポイントになりそうだ。





