ロバーツ監督 NLCS後の空白期間は「影響したとは思っていない」救援陣への影響否定「投球がうまくいかなかった。それだけのこと」

 「ワールドシリーズ・第1戦、ブルージェイズ11-4ドジャース」(24日、トロント)

 ドジャースが大敗で初戦を落とした。デーブ・ロバーツ監督は試合後の会見で六回の大量失点について「適切な投球ができなかった」と苦言を呈した。その上でリーグ優勝決定シリーズから6日間の空白期間は「影響したとは思っていない」と言い切った。

 六回、先発のスネルが先頭ビシェットへ四球を与えてしまった。ここからカークの安打、バーショの顔面付近への死球で無死満塁とピンチを広げた。

 「まずビシェットは歩かせてはいけない打者だ。彼を歩かせてしまい、次にカークが持ち味を発揮して内野の穴をついてきた。そしてバーショを死球で出してしまった。ブレイク(スネル)にとって最後の打者になる予定だったが、厳しい状況に陥ってしまった」と指揮官。ここでシーズンで先発要員だったシーハンを絶体絶命の状況で投入。だがクレメントに勝ち越し適時打を浴び、代打・ルークスに押し出し四球、さらにヒメネスに3点目のタイムリーを浴びてしまった。

 「点をやってはいけない場面で適切な投球ができなかった」と指揮官。3番手のバンダは代打・バーガーに右中間へグランドスラムを被弾。さらにカークにも2ランを被弾して悪夢の11失点となってしまった。

 「彼らには立ち直ってもらう必要がある。懸念しているという意味ではない。アンソニーは頼れる存在だったし、今回は変化球が高めに浮いただけだった。とはいえブルペンの構成を考えると、彼らの力は必要不可欠。まだ先は長く、試合数も多いのでしっかりとした投球をしてもらう必要がある」とゲキを飛ばした指揮官。リーグ優勝決定シリーズから6日間空いたことには「影響したとは思っていない。十分に休養できていたし、バーショにホームランを打たれてその後の投球がうまくいかなかった。それだけのこと。だから空白期間が原因だったと思っていない」と影響を否定した。

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