ドジャースが悪夢の大量9失点 ロバーツ監督の継投失敗 無死満塁から投入のシーハン乱調→バンダが満塁弾被弾 スネルは5失点KO
「ワールドシリーズ・第1戦、ブルージェイズ11-4ドジャース」(24日、トロント)
ドジャースが六回に大量9失点を喫した。先発のスネルが無死満塁のピンチを招いて降板。2番手のシーハン、3番手のバンダがブルージェイズ打線を止めることができず、ロバーツ監督は厳しい表情を浮かべた。
苦しみながらも粘りの投球を続けていたスネルが決壊した。先頭のビシェットを四球で出塁させると、続くカークには右前打を浴びた。さらにバーショニはフルカウントからの1球が顔面付近へ。死球で敵地は大ブーイングに包まれた。
異様な雰囲気となる中、ここでロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。2番手にはシーズンで先発要因だったシーハンを投入。無死満塁という絶体絶命のピンチでクレメントに対し、外角スライダーを捉えられ勝ち越しの適時打を浴びた。
敵地が大歓声に包まれると、代打・ルーカスには押し出しの四球を与えてしまった。ヒメネスには右前適時打を浴び、一気に3点リードを奪われた。ベンチのロバーツ監督は厳しい表情。スプリンガーは遊ゴロに打ち取って本塁封殺となりようやく1アウト。代打・バーガーが告げられたところで左腕・バンダを投入した。
シーズン中に何度もピンチを切り抜けてきた経験豊富な左腕だったが、右中間へグランドスラムを被弾した。さらにゲレーロJr.に安打を浴び、カークに2ランを被弾して2桁11失点を喫してしまった。
直後に大谷の2ランが飛び出すも、大量失点が響き初戦を落としたドジャース。ブルージェイズ打線を勢いづかせてしまい、第2戦の先発マウンドに上がる山本由伸投手にはプレッシャーがかかる展開になった。





