超異例 ジャイアンツが新監督に強豪大学監督を抜てき 正式発表 テネシー大のビデロ氏が第40代監督に就任
米大リーグ、ジャイアンツは22日(日本時間23日)、次期監督に強豪テネシー大の監督を務めていたトニー・ビテロ氏が就任したと発表した。
ビテロ氏はNCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のサウスイースタンカンファレンスで最下位に低迷していたテネシー大を全米屈指の強豪校に押し上げた知将。過去5年で3度の全米大学決勝に導いた47歳の監督をジャイアンツの元スター捕手で、現在は球団編成部最高責任者のバスター・ポージー氏が高く評価した。
MLBでは、今季のレギュラーシーズン最多勝を記録したブルワーズのパット・マーフィー監督が複数の大学監督を務めた後、ベンチコーチなどの経験を積んでメジャー監督に就任した例はあるが、米メディアは「プロでの指導経験が全くない人物がメジャーリーグの監督に就任するという、極めて異例の人事となる」と報道。同氏は「NCAAディビジョン1で2番目に高給の監督であり、年俸300万ドル(約4億5000万円)以上の安定した地位を築いていた場所を離れ、不安定さを伴う職に挑むことになる」とも伝えられており、大きな注目を集めていた。
ジャイアンツは24年に監督に就任したボブ・メルビン氏が1年目にナ・リーグ西地区4位の80勝82敗、今季が同3位の81勝81勝。期待された成績を残せず、今季終了後に電撃解任された。





