ジャイアンツの次期監督は大学監督 全米屈指の強豪テネシー大のビテロ氏 超異例の抜てき 米報道「最終段階に入っている」
米大リーグ、ジャイアンツが次期監督として名門テネシー大のトニー・ビテロ監督の就任に向けて最終段階に入っている、と18日(日本時間19日)、米スポーツサイト「アスレチック」が伝えた。
同サイトが関係者の話として伝えたところによると、ビテロ氏はNCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のサウスイースタンカンファレンスで最下位に低迷していたテネシー大を全米屈指の強豪校に押し上げた人物。過去5年で3度の全米大学決勝に導いた47歳の監督をジャイアンツの元スター捕手で、現在は球団編成部最高責任者のバスター・ポージー氏が高く評価したという。
MLBでは、今季のレギュラーシーズン最多勝を記録したブルワーズのパット・マーフィー監督が複数の大学監督を務めた後、ベンチコーチなどの経験を積んでメジャー監督に就任した例はある。同サイトは「この交渉が成立すれば、プロでの指導経験が全くない人物がメジャーリーグの監督に就任するという、極めて異例の人事となる」と記述。「NCAAディビジョンⅠで2番目に高給の監督であり、年俸300万ドル(約4億5000万円)以上の安定した地位を築いていた場所を離れ、不安定さを伴う職に挑むことになる」とも伝えた。
ジャイアンツは24年に監督に就任したボブ・メルビン氏が1年目にナ・リーグ西地区4位の80勝82敗、今季が同3位の81勝81勝。期待された成績を残せず、今季終了後に電撃解任された。





