大谷翔平 第4戦先発が決定的 登板間隔に中6日以上必要、ロバーツ監督「1試合」明言で

 飛行機に乗り込む大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 キャッチボールするドジャース・大谷(共同)
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 ドジャースの大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)から始まるブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズで第4戦に先発登板することが決定的となった。ロバーツ監督がシリーズ開幕前日の12日、記者会見で第1戦・スネル、第2戦・山本の登板を発表。大谷の投手起用は「1試合」と明言した。

 予想を覆す発表だった。第1戦を翌日に控え、敵地で行われた記者会見。ロバーツ監督は第1、2戦の先発を「ブレイク(スネル)の後、ヤマ(山本由伸)が第2戦に投げる」と明かした。

 当初は、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に先発し6回3失点で勝利投手になった大谷が今シリーズの第1、2戦のいずれかに先発すると見られていた。指揮官は大谷を外した理由を「2人(スネルと山本)は通常の登板間隔で投げられるから」と説明。「重要なのは7回戦制で2回登板できる先発4人をそろえることだ」と続けた。

 大谷は6月にマウンド復帰し、投打同時出場を継続しているが、疲労回復のため、常に中6日以上の登板間隔を必要としている。しかし、短期決戦のポストシーズンでは先発は中5日以下の調整が必須。第1戦に先発したスネルは中4日で第5戦に、第2戦先発の山本は中5日で第6戦に登板することが可能となる。

 ロバーツ監督は「翔平の登板日は決まってないが、このシリーズで1試合に先発する」と明言。前シリーズの流れから第3、7戦にグラスノーの起用が濃厚。「第4戦・大谷」決定的となった。

 第4戦はシリーズ折り返し地点であり、大きな意味を持つ。3連勝で迎えれば、2年連続ワールドシリーズ進出がかかった試合になり、3連敗ならば背水の陣でマウンドに立つことになる。

 地区シリーズでは打率・056(18打数1安打)と苦しんだ。登板の疲労が打撃に影響しているとも考えられるが、指揮官は「無関係だ」と一蹴。「今シリーズではこれまでと異なる結果を期待している」と奮起を促した。

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