大谷翔平 地区S初安打が貴重な適時打 たまったうっ憤晴らした!179キロの高速打球

 7回、右前タイムリーを放つ大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 
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 「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ3-4ドジャース」(6日、フィラデルフィア)

 ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制)第2戦が行われ、ドジャースは敵地でのフィリーズ戦に4-3で勝って2連勝とし、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。佐々木朗希投手(23)が九回2死一、三塁で登板し、2試合連続のセーブを挙げた。大谷翔平投手(31)は七回に4点目となる適時打を放った。

 一塁ベース上から三塁側の自軍ベンチに向かって右こぶしを振り上げ、雄たけびを上げた。両軍無得点の七回に3点を奪い、なおも2死一、二塁の好機。大谷が前の試合で七回に見逃し三振に仕留められたリリーフ左腕ストラームから右前適時打を放ち、貴重な追加点をたたき出した。

 この打席まで同シリーズ7打数無安打、5三振に封じられていた。たまりにたまったうっ憤を晴らす179キロの高速打球。打者9人で4点を奪う猛攻に加わった。

 試合は九回に1点差に詰め寄られる薄氷の勝利。敵地で連勝を飾ったロバーツ監督は「素晴らしい試合、素晴らしいプレー、大きな勝利だった」と上機嫌で話した。

 リーグ優勝決定シリーズ進出まであと1勝。ロバーツ監督は第5戦までもつれた場合、大谷を先発登板させることを明らかにしたが、果たしてそこまでいくかどうか。第3戦は舞台を本拠地へ移す。試合後のクラブハウスで荷物をまとめながら歌った鼻歌が大谷の気持ち表現していた。

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