大谷翔平が見せたチームワーク 佐々木朗希のために指揮官から「時間を稼いでほしい」初球セーフティー&異例のタイム NHK解説も絶賛

 「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ3-5ドジャース」(4日、フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平投手は九回の第5打席で四球を選んだ。打席の中ではブルペンで準備する佐々木朗希投手に時間を与えるため、さまざまな動きを見せた。NHKBSで解説を務めた小早川毅彦氏も絶賛した。

 初球にセーフティーバントの構えを見せた大谷。2球目、3球目とバットを出さず、その間には異例のタイミングでタイムを挟んだ。すると敵地のスタンドからはブーイングもわき起こった。

 それでも平然としていた大谷。試合後の会見で「ウィル(スミス)の打席から朗希が作り始めたので、監督から『時間を稼いでほしい』とオーダーが出ていましたし。そういう意味ではいいフォアボールになってよかった」と明かした。ロバーツ監督も「ロウキのために少し時間を稼ぎたかった。ベシアを続投させるか、トライネンを控えにするかいろいろ迷っていた。最終的にロウキを選んだが、少し時間が必要だった」と説明した。

 小早川毅彦氏は「準備する時間を作ってますね」と解説。ブルペンでは佐々木の準備が遅れていた中、四球を選んで出塁した。九回を無失点に抑えた佐々木も「1死から言われてビックリしたんですけど、走者が出てくれたことで自分のペースで準備できました」と感謝していた。

 大谷は第1打席から4打席連続三振を喫していたが、冷静に四球を選んで負の記録にストップをかけた。試合後も「大谷選手がしっかりと時間をかけてくれましたね。助かりましたね」と小早川氏は語っていた。

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