ロバーツ監督「一番適した投手を」ブルペン起用法の見直しを示唆 前夜八回の失態受け「重要なのは私自身が何を見てどう感じるか」佐々木の起用法も「考える」
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース-レッズ」(1日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合前会見に臨み、救援陣の起用法に言及。「まだ評価の途中。今はその段階。あまり多くは話せないが、あのイニングから得られるものはたくさんあった」と継投策の見直しを検討していることを明かした。
前夜の八回は救援陣の起用を見直すきっかけになったか?の問いに「あの回を振り返ってみると、アレックス(ベシア)はいつも信頼している選手ですし、それに値する働きをしてきた。だが昨夜はあまりキレがなかった」と分析。さらに「エドガルド(エンリケス)が制球を乱したのは、これまでほとんどなかった。試合の流れが一気に加速したように感じた」と振り返った。その上で「ポストシーズンはその場面で一番適した投手を選ばないといけない。状況は変化していて、選手のパフォーマンスや気持ちの強さ、特定の場面でどう反応するかを無視できない。投手コーチ、フロントと日々の会話の中で決めていくことであり、何より重要なのは私自身が何を見てどう感じるかだ」と説明した。
前夜、8点リードの八回、2番手のベシアが安打と四球で1死一、二塁のピンチを招いた。ここでロバーツ監督は3番手にエンリケスを投入。だがアンドゥハーに四球を与え、スチュワートに痛恨の押し出し四球。3ボールになるとスタンドから大歓声と拍手が送られたが、押し出し四球を与えると一気にブーイングへと変わった。
さらにスティアに倒してもフルカウントになるとスタンドから拍手がわき起こったが、中前適時打を浴びた。ここで指揮官がベンチを出ると、ファンからブーイングを浴びせられた。
ドライヤーが傷口を最小限にとどめたことで「ジャックは厳しい状況だったが、彼が粘り強く投げ、ポップフライを打たせたところはよかった。彼らにとってはいい学びになったと思う」と語った指揮官。さらに佐々木やシーハン、ロブレスキーを重要な場面で投げさせるか?の問いに「そうだね。考える」と明言。トライネンは復調の気配を見せているだけに、七、八回の人選がカギを握りそうだ。





