ロバーツ監督「異次元の才能」PS初2発の大谷翔平を絶賛「この組織と契約した理由だ」大舞台で強さを発揮できる要因を語る
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース10-5レッズ」(30日、ロサンゼルス)
ドジャースがポストシーズン球団タイ記録となる1試合5発でレッズに大勝。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイのホームランは本当に大きかったと思う」と語り、「彼は(ポストシーズンで)集中力が研ぎ澄まされて、打席の質も高くなる。それこそがこの球団、この組織と契約した理由だ。こういう試合で異次元の才能を見せるために。だから今年のポストシーズンでもすごく楽しみなことが起こると思うよ」と絶賛した。
大谷が初回先頭打者アーチで火をつけると、三回にはテオスカー・ヘルナンデス、エドマンの2者連続アーチで剛腕・グリーンを見事に攻略した。五回にはテオスカーの2打席連発、さらに六回には大谷が右中間へ特大の2ランを放ってダメ押しした。
「テオは大きな活躍を見せてくれたし、言うまでもなくショウヘイも非情に大きな活躍だった」とたたえ、「ハンター(グリーン)はリーグでも屈指の才能ある投手の1人だと思うけど、そんな彼からあれだけ打てたのは印象的だったね」と納得の表情。さらに「キケは10月になるといつも通りの仕事をしてくれるし、チーム全体としても打席での内容が本当によかった」と目を細めた。
さらに「ブレークの無失点イニングも大きかった」と指揮官がたたえたスネルは気迫みなぎる投球で立ち上がりからレッズ打線を封じた。三回に2死から二塁打と四球でピンチを招いたが、マルテを空振り三振に仕留めると力強く吠えた。明らかにシーズン中とは違うスネルの気迫。三回2死から七回1死まで打者11人連続アウトの離れ業を見せた。
最終的に7回2失点でマウンドを降りる際には、本拠地のファンがスタンディングオベーションで左腕をたたえた。
ドジャースは3戦先勝のワイルドカードシリーズで初戦をとり、地区シリーズ進出に王手をかけた。





