前田健太 アイアトン氏は「通訳でありながら友達」秘話も明かす「テレビで映され」日本で顔バレ&有名人状態に「戸惑ってました」
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース10-5レッズ」(30日、ロサンゼルス)
かつてドジャースでもプレーした前田健太投手がNHK地上波中継でゲスト解説を務めた。試合中には大谷翔平投手らの通訳を務めるウィル・アイアトン氏の秘話を明かした。
前田とアイアトン氏は同い年。2016年にドジャースへ入団直後からアイアトン氏と二人三脚のメジャー生活がスタートした。「通訳でありながら友達。本当に困ったことがあったらすべて助けてもらっていたんで」と語った前田。「初めてメジャーに来た時に彼が通訳で心強かった。右も左もわからず、ロッカーで何をしていいかもわからなかったので。彼からすべて学ばせてもらった。本当に助けてもらった」と感謝の思いは尽きない。
「通訳って本当に大変な仕事だと思うんですよね。選手のメンタル面にも影響あると思うし、発言を違う意味で捉えられると悪い印象になる可能性がある。本当に重要な仕事」と語った前田。その一方で知られざる秘話も明かした。
「でも彼、テレビで映されると困ってるんで。日本でバレるみたいで困ってました。『こんなんじゃなかったのに』って。本来なら誰も知らないはずなのに、日本でこうやって顔がさす存在になってしまったので本人は戸惑ってました」と明かした。昨年、編成担当として東京ドームで行われたプレミア12を視察した際には周囲の視線を集めていた。
それだけに「園田さんを映しましょう」と呼びかけた前田。日本人メジャーリーガーにとって通訳は切っても切り離せない関係。前田の優しさとアイアトン通訳の人柄がにじんだエピソードだった。





