大谷翔平 今季初6回5安打無失点8K無四球 圧巻投球も納得せず?自身の頭こつく 初回先頭からバット折り、左手に打球直撃直後3者三振も
「ダイヤモンドバックス-ドジャース」(23日、フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場。今季初めて6回を投げ、5安打無失点8奪三振無四球と圧巻の投球を披露した。2勝目の権利を得て降板。今季最多91球、最速は163キロだった。
節目のメジャー通算100試合目の登板。初回、先頭ペルドモを2球目、151キロカットボールで右飛。バットをいきなり真っ二つにへし折り、球場をどよめかせた。折れたバットの一部が一塁ベンチ側防球ネットの上部まで吹っ飛んだ。
2番マルテは二ゴロ。3番キャロルは2球目に160キロの直球で空振りを奪うと、5球目は128キロのカーブで見逃し三振を奪った。初回に続いて、二回も危なげなく三人で抑えた。
三回には先頭トーマスの放った打球が左手グラブ付近を直撃するアクシデント。打球速度170キロの強烈ライナーに襲われ、すぐに心配顔のロバーツ監督がベンチを飛び出し、状態を確認した。大谷は笑みを浮かべて問題がないことを伝え、そのまま続投。続くマッキャンを160キロで三振に仕留めると3者連続三振に抑えた。
五回は1死から安打を許したが、続くマッキャンを投ゴロ併殺打。フィールディングも完璧にこなすと、右手でガッツポーズを作った。疲労が見え始めた六回はヒット2本を打たれ、2死一、二塁。モレノには変化球が甘く入ったが、中直で無失点でしのいだ。このイニングの投球に納得がいかない様子で、マウンドを降りる際には悔しそうな表情で自分の右側頭部をたたいた。
この日はレギュラーシーズン最後のリアル二刀流。初回の打席では右腕ファットと対戦し、二ゴロ。第2打席は三飛、第3打席は四球を選び、27試合連続出塁となった。七回、第4打席は見逃し三振だった。





