ロバーツ監督、大谷の超速191キロ二塁打に「人間ができないことをやってのける」 股間付近の自打球に悶絶も「翔平は大丈夫」

 ダイヤモンドバックス戦の1回、右翼線二塁打を放つドジャース・大谷(共同)
 4回、自打球を当てた大谷(共同)
 ダイヤモンドバックス戦の1回、右翼線二塁打を放つ大谷(共同)
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 「オープン戦、ドジャース6-2ダイヤモンドバックス」(10日、グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で2試合ぶりに出場し、初回に右翼線二塁打を放つなど、3打数1安打だった。オープン戦初出場となった2月28日のエンゼルス戦で菊池雄星投手から打った先頭打者弾以来、5試合ぶりの長打を記録した。

 初回の打席。カウント1-1から146キロの内角高めカットボールを叩くと、打球速度191キロの痛烈な当たりが右翼手の右へ抜けた。一塁を回った後は減速し、滑り込むことなく二塁に達した。

 今キャンプ最速の打球。調子の良さを証明するかのような当たりに試合後のロバーツ監督は「彼はいい選手だからね」と言って報道陣を笑わせた後、「あんな強い打球を打つことは人間には不可能という人もいるが、彼は人ができないことをやってのけるんだ」と言った。

 二回1死の打席は一ゴロ。3番手右腕ジェイムソンに対してカウント1-2から高め163キロを打ったが、ファウル。4球目の内角低めの151キロシンカーを捉え切れなかった。

 四回の打席は元ヤクルトのマクガフと対決。ワンストライクから打ったファウルがワンバウンドで自身の股間付近を襲った。苦悶の表情を見せ、しゃがみ込むほどのダメージを受けた後、続く低めチェンジアップにバットは空を切った。

 この日は3打席で交代。指揮官は、大谷の状態を心配する声に「翔平は大丈夫だ」と話し、大事には至っていないことを明かした。

 23年9月に右肘、昨年11月に左肩の手術を受けた大谷は5月以降の投手復帰を見据えて投球プログラムを実践。今キャンプではブルペンに4度入って投球練習を行い、順調に調整していたが、ロバーツ監督は6日に投球プログラムを一時中断し、18日の東京開幕に向けて打者優先の調整進めていく方針を示した。

 大谷はここまでオープン戦6試合に出場し、打率・353(17打数6安打)、1本塁打、1打点、OPS1・036。

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