大谷翔平、52号逆転3ラン 本拠地熱狂逆方向アーチ 今季限り引退カーショーへ惜別弾 本拠地公式戦最終登板 本塁打王争いトップに1差接近

 「ドジャース-ジャイアンツ」(19日、ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、1点を追う五回の打席で元サイ・ヤング賞左腕レイから2戦ぶりの本塁打となる52号逆転3ランを放った。逆方向、左翼席への豪快アーチで本拠地を熱狂させた。直近4戦3発。本塁打王争いはトップのカイル・シュワバー外野手(フィリーズ)に1本差に詰め寄った。

 この日のドジャース先発は、前日に今季限りの現役引退を表明したクレイトン・カーショー投手。本拠地公式戦最後のマウンドは5回途中2失点で交代した。地元ファンからスタンディングオベーションを受けて降板。大谷はほかのチームメートとともにベンチの中で一筋18年のレジェンド左腕とねぎらいのハグ。その直後の打席で惜別の1本を贈るとともに、13年連続プレーオフ進出マジック1のチームを勢いづけた。

大谷は前日の同カードでエース右腕ウェブから六回1死一塁の場面で右越え二塁打を放って好機を拡大し、先制点をお膳立てし、自身はフリーマンの適時打で生還した。八回には左中間二塁打を記録。今季5度目の3戦連発は逃したが、シーズン42度目のマルチ安打を達成した。

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