大谷翔平の51号 直前にインハイの抜け球をカット→踏み込んでスライダーを一閃 NHK解説「抜け球とか関係ない」「すごい」連発

 「ドジャース-フィリーズ」(17日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は八回の第4打席で2戦連発の51号ソロを放った。

 難敵左腕のルザルドと4度目の対戦となった大谷。初球、2球目と見極めて打者有利のカウントを作った。3球目のスライダーをフルスイングするも打ち損じてファウル。4球目のフォーシームにはバットが空を切った。

 5球目の内角高めはカットしてファウルに。6球目、スライダーを完璧に捉えると、打球は右中間に飛び込んだ。ダメ押しの2戦連発51号ソロだ。スタンドは大歓声に包まれ、トップのシュワバーに2本差と迫った。

 NHKBSで解説を務めた福留孝介氏は「大谷選手に抜け球とか関係ないんですね」と驚きの声をあげた。直前に内角高めに抜けたボールがあっただけに、踏み込んで行きづらい状況となったが、大谷はしっかりと外角のスライダーに対応。それだけに福留氏も「すごい」を連発。スイングも「崩されたうちに入らない」と評した。

 大谷は第1打席で初球を引っかけての二ゴロ、第2打席は左中間へ鋭い打球を放つも左翼手にウォーニングゾーンでキャッチされていた。第3打席は見逃しで3球三振に倒れた。

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