佐々木朗希、マイナー“追試登板”決定 異例の6度目調整 前回最速161・9キロもふくらはぎに異変 地元紙記者「少なくともあと1試合先発すると監督が言った」
「ジャイアンツ-ドジャース」(12日、ロサンゼルス)
右肩インピンジメント症候群のため、5月から負傷者リストに入っているドジャースの佐々木朗希投手が次回登板もマイナー3Aで調整することが決まった。地元紙ロサンゼルス・タイムズのビル・シェイキン記者が自身のXで「ロウキ・ササキは少なくともあと1試合、3Aオクラホマシティで先発する、とロバーツ監督が言った」と伝えた。リハビリ期間としては異例の6度目のマウンドに立つ。
また、同紙のジャック・ハリス記者も同監督の話として次回登板が3Aになることを伝え、「前回登板の三回にふくらはぎに問題があり、確認したいとのこと。問題なければ、メジャーに復帰できる可能性はある、とロバーツ監督は言った」と記した。
佐々木はマイナー3Aでの5度目の調整登板となった9日の試合で米球界移籍後最速となる101・6マイル(約161・9キロ)を計測するなど、4回2/3、同最多90球を投げて3安打3失点。四回まで1安打無失点、8奪三振の快投を披露した。最後はスタミナ切れのため、球威や制球力が低下し、3点を失ったが、直球の平均球速が98・3マイル(約158・2キロ)に達し、課題の一つをクリアした。5試合の成績は0勝2敗、防御率6・75。
当初は先発投手として復帰する予定だったが、現在、チームは先発6人制を採用し、エースの山本を筆頭に大谷、カーショー、スネル、グラスノー、シーハンがいずれも安定した投球を続けている。10日の会見でロバーツ監督は「先発として準備をするのか、それとも役割を変えるのか、どちらにも理由はあると思うので、すべての選択肢をテーブルにのせて話し合う」と説明し、配置転換の可能性を示唆していた。





