大谷翔平「元通りに投げられるか不安はあった」復活勝利で周囲へ感謝の思い「本当にありがたい」降板時は「感極まることはなかった」

 「ドジャース5-1レッズ」(27日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は試合後、報道陣の取材に応じ「元通りに投げられるか不安だった」と率直な心境を明かし、「本当にありがたいなって思います」とドクターやトレーナーなど医療チームへ感謝の思いを語った。

 749日ぶり勝利投手になるまでの過程で苦しかったことは?と問われた大谷は「そんなにすごくしんどかったというよりかは、元通りに投げられるかという不安はありましたね」と明かした。その上で「投げていくごとに自信も増えていますし、きょうもプロセスの中の一つですけど、すごく落ち込むことはなかった。こうやってドジャースでやってドクターもそうですし、トレーナーの方も毎日治療してくれて、本当にありがたいなって思います」と感謝の思いを口にした。

 術後初めて先発投手の基準となる5回を投げ1失点。復帰後最多の9奪三振をマークした。「いいプロセスは踏めているなとは思うので。2回目の手術、どうなっていくのかなと。プラン通りにはいかないことが多いので、少なくとも投げられていることはいいんじゃないかと」と語り、「5回を投げ切れたことはよかった」と実感を込めた。

 今後の戦い、そしてプレーオフでの登板について問われた大谷は「今は現時点では先発投手もそろっていますし、ブルペンもそろっている状態。自分の役割としては与えられたイニングをしっかり投げきって勝てる可能性を上げることと、ブルペンの負担も減らしたいなと思っています」と力を込める。「きょうに関しては球数もかさんでるので、5回投げきれるかどうか微妙なところだった。次に関してはイニングを増やすのかどうかは、監督とも話をして、フロントもそうですし、ドクターとも話をして」と次回登板についての見通しを示した。

 降板後にはロバーツ監督と握手をかわし充実の表情を浮かべた。「感極まることはないですけど、打席がその後にもちろんあるので。最後の2打席はいい打球でしたけど」と振り返っていた。

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