ロバーツ監督がギリギリの選択明かす「あと1人抑えられなかったら」大谷翔平は勝利投手権利目前で降板 87球で5回を投げきる
「ドジャース5-1レッズ」(27日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合後、衝撃の事実を明かした。749日ぶりの勝利投手になった大谷翔平投手について「あと1人、打者を抑えられなかったら球数の関係で勝ち投手の権利を得られないところだった」と語った。
序盤に球数がかさんだことで、最後は87球で5回を投げきった大谷。リミットが90球に設定されていたとみられ、あと1人走者を出していれば交代を決断していた可能性があったという。
それだけに「うれしく思っている。彼が勝利を手にできて本当によかったと思う。チームとしても勝ててうれしい」と目を細めていた。
投球内容については「必要な場面でカーブを決められていたし、カーブで重要な場面を何度も切り抜けた。持ち球をすべて使いこなせるという点できょうは完璧なパフォーマンスだったと思う」と絶賛。「3回の時点で球数はかなり多かったが、そこから5回まで投げきったのは彼にとって初めてのことで、本当に大きな達成だった」と評価した。
ラッシングとのバッテリーについても「良い仕事をしていて、持ち球をうまく使っていた。序盤はスプリットの感触がなかなかつかめなかったようだが、スイーパーや速球を含めて、試合が進むにつれて全体的に投球の組み立てがよくなっていった」と語っていた。次回登板は中6日で9月3日のパイレーツ戦になることを明言。投球回については「5イニングになる」と説明した。




