オリオールズ・菅野智之の11勝目はお預け 5回1失点の好投も九回に5番手が同点2ラン被弾 ボークで失点も吉田正尚を連続空振り三振斬り
「レッドソックス3-4オリオールズ」(19日、ボストン)
オリオールズの菅野智之投手が先発し、5回5安打1失点(自責点0)と好投したが、今季11勝目はお預けとなった。3-の九回に、5番手のヒラルドが同点2ランを被弾し、菅野の勝ち投手の権利が消滅。チームは延長十一回に1点を奪って勝利し、3カード連続の勝ち越しとした。
菅野は打者20人に85球を投げ、3奪三振、四死球0だった。
この日が日米通算300試合登板(日本276、米国24)の節目の一戦。0-0の三回、安打と内野の失策で無死一、二塁のピンチを迎えた。ここから2死を奪い二、三塁としたが、投球動作撤回ルール違反のボークを犯し走者がそれぞれ進塁。先制点を献上した。
菅野は日本での12年間でボークが1度もなく、メジャーでも初めて。プロになって初めてのボークとなったが、その後は相手に得点を許さず、味方打線が五回に3点を奪って逆転した。
レッドソックスの「5番・左翼」で出場した吉田正尚とはこの日、メジャーで初対決。初回、四回の2度とも空振り三振に仕留めた。
菅野は前回14日・マリナーズ戦で5回1/3を3安打1失点で節目の10勝目。昨年の今永(カブス)に続き、日本選手10人目のメジャー1年目の2桁勝利を達成していた。





