大谷翔平 3戦連発42号 エンゼルスタジアム通算100号 ド軍首位陥落ピンチ、2位パドレス1差
「エンゼルス7-4ドジャース」(11日、アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手(31)はアナハイムで行われたエンゼルス戦に「1番・指名打者」で出場し、八回に3試合連続本塁打でナ・リーグトップに並ぶ42号ソロを放った。メジャー1年目の2018年から23年までプレーした古巣エンゼルスタジアムでの通算100号となるメモリアルアーチ。今季自己最長の10試合連続安打で、完敗の試合でも存在感を示した。
多くのドジャースファンで埋まった敵地スタンドから、どよめきと歓声が起こった。敗色濃厚の八回に右翼席最前列にたたき込んだ意地の一本。大谷は笑顔を見せることなく、四つのベースを踏みしめた。
ロサンゼルスとアナハイム。隣接する二つの都市を高速道路でつなぐことから名付けられた「フリーウエー・シリーズ」。“伝統の一戦”は波乱の展開となった。
ド軍のエース、山本が初回先頭に初球弾を浴びるなど、まさかの五回途中6失点KO。打線もエ軍右腕ソリアーノに六回まで2安打無失点で、二塁さえ踏めない苦しい戦いを強いられた。
チームに希望を与えたのは大谷のバットだ。0-7の八回1死。フルカウントから内角低めのカットボールをすくい上げると、白球が放物線を描いて右翼フェンスを越えた。今季4度目の3試合連続本塁打。メジャー1年目の18年から23年まで6シーズンにわたってプレーした、古巣球場で通算100本目となる節目の一本。本塁打王争いはこの日のレッズ戦で42号を放ったシュワバー(フィリーズ)に再び並んだ。8月に入って打率・447、4本塁と好調が続き、連続試合安打は今季最長の10に伸びた。
13日のカード最終戦で投打「二刀流」で出場予定の大谷は、試合前のブルペンで26球を投げた。投球前にはエ軍のエースで、母校・花巻東の先輩でもある菊池と談笑。さらには元同僚や球団関係者とも笑顔で交流し、旧交を温めた。
ド軍はマンシーにも3ランが飛び出したが、反撃は及ばず2連敗。4月28日以降、ナ・リーグ西地区の首位の座を守り続けているが、3連勝中の2位パドレスに1ゲーム差まで迫られた。試合後のロバーツ監督は「間違いなく、危機感はある。だからこそしっかりとした野球をしなくてはいけない」と言った。首位陥落のピンチ。唯一無二の二刀流で大谷がチームを救う。
◆エンゼルスタジアム通算100号 大谷が18年から6年間在籍したエンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムで通算100本目の本塁打。18年に15本、19年に11本、20年に4本、21年に26本、22年に21本、23年に22本を放ち、この日の1本で節目に到達した。ドジャースの本拠地ドジャースタジアムでは通算53本塁打を放っている。





